【貧血の方必見!】鉄分だけでは貧血は治らない??
こんにちは!いーんちょーです。暑いですね、エアコンなしでは夜も眠れないような気温になってきました。8月の初めでこの気温なのに、8月の中旬になったらどうなるんでしょうね。
今回は、貧血についての雑学です。女性の方に多い貧血、めまいであったり息切れであったり、悩まれている方はとても多いと思います。
「貧血は鉄分が足りていないから、鉄分をとれ」
有名なことだと思いますが、実は鉄分だけでは貧血は治らないのです。今回はこのことについて話したいと思います。
貧血とは?
貧血とは血液中のヘモグロビンや赤血球の数が少なった状態のことを言います。血液の働きの中で最も重要な「酸素を運ぶ」という仕事が貧血によってできなくなるため、体中に酸素がいきわたらなくなり、貧血の症状を引き起こします。
貧血にはおおよそ4つの種類があります。
- 鉄欠乏性貧血
- 再生不良性貧血
- 悪性貧血(巨赤芽球貧血)
- 溶結性貧血
通常の貧血のおおよそ80%が鉄欠乏性貧血によって引き起こされます。
鉄欠乏性貧血の原因
この貧血の原因は4つあります。
1.鉄摂取量の不足
欠食・偏食、無理なダイエット、外食・インスタント食品の多食などの食生活の乱 れ等の原因により、鉄や栄養素が不足する。
2.鉄需要の増加
妊娠・授乳期は胎児の成長や母乳分泌に鉄が多く必要になるため不足が起こりやす くなる。また、思春期女子では急激な成長により血液量が増加し、鉄の需要も増加 して貧血になることがある。
3.過剰な鉄損失
月経(生理)過多や潰瘍、痔、ガンなどによる消化管からの出血が原因となりま す。男性の貧血の場合は、まず消化管出血を疑います。
4.吸収障害
胃切除などにより胃酸の分泌が不足し、鉄の吸収が障害されます。
この4つの中でも、もっとも1の鉄不足が原因となりやすいです。やはり、食生活が原因となっているようですね。しかし、食生活が原因で貧血になったのであれば食生活の改善によって貧血を治すことができます。では次に、食による貧血の治し方について話していきたいと思います。
食で貧血を治す
貧血は鉄不足なのだから鉄を多く含む食べ物を食べればいいと思っているそこのあなた、ちょっと待ってください。体内中の鉄の働きを知っていますか?鉄だけを取り込んでも貧血は改善されません。どうしてでしょうか?それは、体内での鉄の働きを知ることで解決します。
体内での鉄の働き
体内では鉄はヘモグロビンとして酸素を運ぶとという働きを持っています。
一見、問題なさそうに見えますが、まずヘモグロビン増えて無くないですか?へおグロビンが不足して貧血が起きているのに、鉄はヘモグロビンを増やす働きを持っていません。ヘモグロビンが増えてないのに酸素を運ぶものを増やしても意味がないですよね。
そうです、キーポイントはヘモグロビンを増やすことです。
ではヘモグロビンを増やすためにはどうすればいいのでしょう?
ヘモグロビンを増やす働きを持っているのは銅です。銅が含まれている食べ物をとることでヘモグロビンを増やすことができます。銅をとってヘモグロビンを増やし、鉄をとって酸素の運搬の働きを強めることで貧血は解決することができます。では、銅や鉄が含まれている食べ物は何があるのでしょうか?
鉄、銅が含まれている食べ物
鉄が含まれている食べ物で一番有名なのはレバーですよね。「貧血にはレバーを食べろ」ということは有名だと思います。実際、このレバー貧血に最もよい食べ物なのです。貧血には鉄、銅が大切だといいましたが、レバーは鉄も銅も豊富に含まれています。貧血にはレバーは最適ですね。
他にも、鉄が含まれている商品としては
ヒジキや大豆、ココアなどが有名です。これらの食品は鉄とともに銅も含まれているので、貧血に悩まれている方は意識して取り入れてみてください。
貧血予防のために控えた方がよい食べ物
貧血予防にあたってあまりよくない食べ物もあります。
・緑茶、コーヒー、紅茶
これらの飲み物はタンニンという成分を含んでいます。このタンニンは鉄と結びついてしまうため、鉄の吸収を悪くしてしまいます。
・加工食品
ハムやソーセージ、練り製品、その他加工食品、清涼飲料水、スナック菓子などに使用される添加物の一種であるリン酸塩は鉄の吸収を阻害してしまいます。
貧血予防のポイント
貧血を予防するために一番良いのは鉄と銅をしっかりと体に取り入れることですが、一番は3食バランスよく食べることです。規則正しくしっかりと食べていれば鉄が欠乏して貧血になることもほとんどありません。ダイエットなどの過度な食事制限や栄養バランスの乱れが貧血を引き起こす原因ともなっています。
これらのことをまとめると
- 3食バランスよく食べる
- 鉄を多く含む食品を食べる
- 鉄とともに銅も摂取する
毎日の食生活が貧血予防には大事になってきます。みなさんも日々の食生活を見直してみてはどうでしょうか?新たな発見があるはずです。